20180103

雪が降っていて寒そうだった滋賀を通り過ぎて、名古屋で前に座っていた夫婦が降りていってた。次は浜松。東京まであと6駅、約2時間。のぞみにビビってひかりで帰る。年末年始、有給使っていい雰囲気なのか分からなくて飛行機とるのを後回しにしていたら往復6万以上かかることを知って、今回初めて新幹線で帰ることにした。12月の始めにみどりの窓口に行って、30日に帰って3日に戻ってきますって伝えたら苦笑いするおねえさんから自由席のチケットを買った。指定席って一瞬で無くなるんだね、舐めてた。でも30日の朝、50分前くらいから自由席の列に並んで無事に座れたし、ビビってひかりで帰ってるけどこちらも座れてるし万歳。滋賀は寒そうだったのに太平洋沿いはめちゃめちゃ良い天気。東京まであと1時間40分。

毎年年末年始は実家で過ごしているけど、今年はいつもと違った。30日に毎年するお餅つきには参加できなかったし、海外に単身赴任してるおとうさんがいないお正月だったこともあるけど、31日は当たり前のように御節作りに1日かけて、年越しそばを食べて、紅白を見て、ジャニーズでカウントダウンをする1日が出来上がっちゃってるからか、1年が終わる寂しさとか1年が始まるドキドキとかが薄くて、「お世話になった皆さんありがとうございました!今年も1年楽しかったなぁ〜!」とか「おみくじ大吉!今年も良い年になりそう!」とかインスタに投稿するテンションもなく過ぎてしまった。初詣で家族の健康とか幸せとかいつもお願いしてたのに、見守っててくださいって自分のことしかお願いしてないことに昨日気がついて、余裕がないってこういうことかもって思った。親戚に仕事どう?って聞かれるたびにちょっと目そらしながらうん、まぁまぁって答えて、今ちょっと顔引きつってるだろうなって自分で分かってて、楽しいとかおもしろいとか冗談でもさらって言えない自分に余裕ないなって何回も思った。お母さんは一切仕事の話はしてこないし、気遣ってたんだろうなぁ。行きの電車で先輩にもらった1年目の教科書っていう本を読んでいたらほとんどできてないことばかりで社会人に向けて何も準備できていなかったことを知った。大学卒業してすぐ社会人って流れ作業のように当たり前だけど、何もできないじゃん、社会に放り出されるってこういうことかって、大人たちが言ってるのはこれだったのか。今年高校を卒業して就職する弟の心配もちょっとあるけど、まずは自分、どうにかしたい。スタートダッシュ、決めたい。でも会社行きたくない。

順調なのは彼とのことだけで、だけっていうかこれが順調だから本当に救われているんだけど、年末年始もずっと連絡をとっていて、彼は遠くにいる私がいつもと違うように感じるらしく寂しそうなのがめちゃくちゃに可愛い。彼は東京でおばあちゃんちを転々として過ごしていて、イオンのペットショップでチロっていうわんちゃんと戯れて遊んだあとすごく寂しくなったって、私に会いたいって言っていて、もう可愛いしかない。東京に帰った時に心の底から私を待っていてくれる人がいるのが嬉しい。欲を言えば東京駅で待っていて欲しいけど会えなくても嬉しい。一緒に住んでいる姉はまだまだこっちに帰ってこないくて当分1人なのが寂しいけど、彼がいるだけで大分違うなぁ。

あと1時間も経たずに東京に着く。東京での2018年が始まる。頑張らなきゃいけないことが多い。逃げないで頑張る年にする。ちょっとお腹が減ったから着いたら何か食べよう。